逆日歩とは?
株式投資で信用取引や空売りをしていると、
「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という言葉を耳にすることがあります。
逆日歩とは、空売りに必要な株が不足したときに、空売りをしている投資家が支払う追加コストのことです。
通常、空売りでは証券会社から株を借りて売却します。
しかし、空売りをする人が増えすぎると、
証券会社だけでは株を用意できなくなることがあります。
その場合、証券金融会社などから株を調達する必要があり、
その調達費用として発生するのが逆日歩です。
逆日歩は日ごとに発生する可能性があり、銘柄によって金額も異なります。
株不足が深刻になるほど逆日歩は高くなる傾向があり、
空売りでは利益だけでなく、このコストも考慮する必要があります。
なぜ逆日歩が発生するの?
空売りは、株を借りて売る取引です。
例えば、多くの投資家が同じ銘柄を空売りすると、証券会社が貸し出せる株が足りなくなります。
すると、証券金融会社などから株を借りる必要があり、その際に発生する費用が逆日歩です。
つまり、
「株が足りないから発生するレンタル料金」
とイメージすると分かりやすいでしょう。
逆日歩の仕組み
例えば、A社の株を100株空売りしたとします。
- 株価:2,000円
- 空売り:100株
- 逆日歩:1株あたり20円
この場合、
20円 × 100株 = 2,000円
の逆日歩を支払う必要があります。
もし5日間同じ金額の逆日歩が続けば、
2,000円 × 5日 = 10,000円
ものコストになる可能性があります。
そのため、空売りで利益が出ていても、逆日歩によって利益が減ってしまうことがあります。
逆日歩が発生しやすい銘柄
次のような銘柄では逆日歩が発生しやすくなります。
① 人気の優待株
株主優待を狙ったクロス取引などで空売りが増えるため、株不足になりやすいです。
② 話題の銘柄
ニュースやSNSなどで注目され、多くの投資家が空売りすると逆日歩が発生することがあります。
③ 発行株式数が少ない銘柄
市場に流通している株が少ないため、株不足になりやすい傾向があります。
逆日歩のメリット・デメリット
メリット
逆日歩は空売りをする側にはコストですが、株を貸し出している側にとっては利益の一部になる場合があります。
また、市場で空売りが過度に増えることを抑える役割もあります。
デメリット
空売りをしている投資家にとっては、想定外のコストになることがあります。
逆日歩が高額になると、
- 空売りで利益が出ても利益が減る
- 場合によっては損失になる
こともあります。
逆日歩を見るときの注意点
逆日歩は毎日変動します。
昨日は発生していなくても、翌日に急に高額な逆日歩が付くこともあります。
そのため、空売りを行う場合は、
- 信用倍率
- 貸借残高
- 逆日歩情報
を定期的に確認することが重要です。
逆日歩は、信用取引を始めたばかりの頃は少し分かりにくい仕組みだと感じるかもしれません。
しかし、「株が不足したときに発生するレンタル料金」と考えるとイメージしやすくなります。
空売りでは株価の動きだけでなく、逆日歩というコストも利益に大きく影響するため、
事前に確認する習慣をつけることが大切だと思います。
まとめ
逆日歩とは、空売りに必要な株が不足した際に発生する追加コストです。
ポイントをまとめると
- 株不足で発生する貸株料
- 空売りをしている投資家が支払う
- 人気銘柄や優待株で発生しやすい
- 日ごとに金額が変動する
- 空売り前には必ず確認しておきたいポイント
逆日歩を理解することで、空売りのリスクやコストを正しく把握し、より冷静な投資判断ができるようになるでしょう。


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